名古屋工業大学 社会工学科

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日本コンクリート工学年次大会で年次論文奨励賞を受賞しました

工学専攻社会工学系プログラム 滝波将大さん(地球・建設材料研究室)が、日本コンクリート工学年次大会2024で年次論文奨励賞を受賞しました。おめでとうございます!

 

受賞内容

題目:C-S-H層間の水分子が及ぼす圧力変化に関する分子動力学法による検討

 

細孔構造を持つセメント系材料の主要な層状性水和物であるC-S-H(ケイ酸カルシウム水和物)において発生するメニスカスは、空隙の狭小化や閉鎖、水分の拡散経路に影響を与えます。本論文では、メニスカス形成のメカニズムと、それがC-S-Hの結晶性レイヤーに与える圧力変化を数値的に解明することを目的としています。量子論的原子間相互作用を用いた本研究の結果では、C-S-H系におけるメニスカス形成のメカニズムは主に水分子間の静電引力に起因し、層間距離が0.9nm以下では凝集方向への圧力が発生しないこと等が説明されました。

 

 

 

今後の抱負

吉田 亮先生、小林 亮先生をはじめとする教職員の皆様、技術補佐員の原さんにご指導頂賜りましたこと御礼申し上げます。本受賞を励みに、今後も研究活動に邁進していきたいと思います。いつか世界一の研究チームになるので、よろしくぅ!

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