名古屋工業大学 社会工学科

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環境都市で活躍するOB/OG

早川 匡

求められる自然をいなし共存するまちづくり

豊田市役所 建設部
早川 匡(はやかわ ただし)

土木工学科 1984年度卒業

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現在の仕事状況

豊田市は、全国1位の製造品出荷額を誇る世界をリードする“ものづくり中枢都市”としての顔を持つ一方、自然豊かな矢作川、市域の7割を占める森林、松平氏発祥の地など、多様な資源を活かした魅力あるまちづくりを展開しています。この市役所で自分は、道路・河川をはじめとするインフラ施設の建設・維持管理を行う建設部のトップマネージャー(部長)として、日々励んでいます。

学生時代の私

当時の土木工学科は男子のみ、いつも男ばかりつるんで遊んでいました。勉学は苦手、留年せず4年間で卒業出来たことが未だ不思議です。級友は、みんな気心が知れ、研究室対抗野球大会など楽しい思い出ばかりです。おかげで、遠からず定年退職を迎える今でも交流を楽しみ、また仕事上の情報交換も行っています。

名工大を志望する受験生へ

昨今の気候変動の顕在化によるインフラ施設のダメージは想定を遥かに超え、自然を制する硬い施設づくりから自然をいなし共存するフレキシブルな施設づくりへの転換が、今後の都市(まち)づくりに求められています。この分野の第一線でご活躍中の博学多識な先生方から学ぶことができる名工大は、将来都市(まち)づくりに携わる工学技術者をめざす若人にとって、最適な環境を与えてくれる最高の学び舎だと思います。名工大で学び成長したあなたを、豊田市役所は待っています。

宮崎 啓行

岐阜県のインフラを支える!

岐阜県県土整備部道路維持課
宮崎 啓行(みやざき ひろゆき)

都市社会工学科 2013年度卒業

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現在の仕事状況

現在の所属である岐阜県の道路維持課は、県道を始めとした県が管理する道路を安全・安心に利用していただくため、道路施設の修繕計画の策定等を行っている部署です。その中で私は、橋りょうの維持管理や耐震補強を担当しています。
県には様々な所属がありますが、本庁では道路維持課の他、道路建設課、河川課、砂防課、都市整備課等があり、現地機関では11の土木事務所があります。本庁では、県全体の整備方針の決定や計画の策定等を行い、現地機関では、各現場の設計・工事業務の発注や監督を行い、設計業者や工事業者とともに現場を作り上げており、本庁と現地機関の両輪で、県内のインフラの整備を担っています。

学生時代の私

私は、恥ずかしながら特に目的意識なく、都市社会工学科に進学したのですが、学科での授業を受ける中、治水工事や道路整備等のインフラ整備が、地域の安全や産業の効率化、暮らしの快適さを高め、その結果、人々が集まり、活動し、地域が発展してきたという歴史があり、インフラ整備は、社会活動の基盤を作る重要な役割があると学びました。そうして、この分野に進んでいくやりがいや意味を見出し、今でも少なからず、仕事に対するモチベーションになっています。

名工大を志望する受験生へ

岐阜県庁に限らず、様々な職場で名工大出身の先輩が活躍しています。勉強、遊び、趣味等で多くの仲間を作ることで、将来、働いてからも、そのつながりに助けられることがあります。
また、時間がある大学生活の内に、より多くのことを経験して、幅広い視野を身に着けられるよう心がけることも大切だと思います。
ぜひ、名工大に進学し、充実した学生生活を過ごしてください。

田中 敬大

お客さまへ安全安心なガス供給を続けるために日夜奮闘中!

東邦ガス株式会社
導管ネットワークカンパニー 導管企画部 計画グループ
田中 敬大(たなか たかひろ)

社会工学科 2015年度卒業
社会工学専攻 2017年度修了

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現在の仕事状況

ガス導管の保安対策(古くなったガス管の入替え等)の舵取りを担う部署で働いています。お客さまへ安全安心なガス供給を続けるためには、ガス漏えい等を減らすことが必要です。弊社のガス導管は約30,000kmにも及ぶため、限られた資源(ヒト・モノ・カネ)を効率的に配分し、保安対策を進める必要があります。社内外のガス漏えいに関する事例や、外国の企業と開発したガス導管の劣化予測システム等を用いて、資源の配分を検討しています。

学生時代の私

学生時代は、研究活動、勉学はもちろん、アルバイトや趣味(旅行やサークル)に全力を注ぎました。研究活動では、北海道にて産学官共同での実験に毎年参加したり、学会のため全国を飛び回るなど貴重な経験を積むことができました。また、大切な仲間にも恵まれ、在学中はたくさんの国や地域に旅行に出かけました。特に、大学院の卒業旅行では仲間5人と共に、キャンピングカーでアメリカを横断したことは良き思い出です。

名工大を志望する受験生へ

受験生の皆さん、名工大には学びたいことにとことんチャレンジできる環境・設備が整っています。それらを惜しみなく活用するために、ぜひメリハリのついた生活を送る週間をつけて下さい。勉学ばかりでは心身共に疲労してしまいます。時には、思いっきり羽目を外して遊び、遊び終わったら勉学に再度取り組む。この習慣を意識して、充実した学生生活を過ごして下さい。

森下 真那人

地球最大規模のものづくりで社会に貢献!

鹿島建設株式会社 中部支店
森下 真那人(もりした まなと)

都市社会工学科 2014年度卒業
社会工学専攻 2016年度修了

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現在の仕事状況

私の仕事はインフラと呼ばれる鉄道や高速道路、橋、空港、ダム、トンネルの建設・整備です。現在は建設会社(ゼネコン)の土木技術者として山岳トンネルの現場で施工管理を担当しています。施工管理とは、発注者が求める品質を満足する構造物を工期内に安全に施工ができるよう計画し、作業を行う協力会社を指導・管理をすることです。人々がこの先何十年と利用する社会基盤構造物を皆で作り上げる大変なやりがいと誇りのある仕事です。

学生時代の私

学生時代はサッカー部に所属し、合間にアルバイト、図書館や喫茶店で勉学(レポートや試験勉強)と忙しく充実した日々を送っていました。4年生から大学院にかけての研究では、運河の水質改善を目的に現地観測や実験、解析に没頭し、現象の原因を追及すること、論理的かつ地道に試行錯誤する大切さを学びました。研究は苦労を重ねましたが、教授の教えや仲間とともに切磋琢磨して過ごした日々は私の貴重な財産となっています。

名工大を志望する受験生へ

名工大は工学系最先端の研究設備、教育環境が整っており、自分次第で何にでも挑戦することできます。ここで出会う素晴らしい先生方や志の高い仲間に刺激をもらうことで自分自身も大きく成長し、視野が広がると思います。一生に一度しかない大学生活、ぜひ様々なことにチャレンジして、素晴らしい時間を送ってください。

埜口 健

将来は世界で活躍できる技術者に!

五洋建設株式会社
土木部門 土木本部 土木設計部
埜口 健(のぐち けん)

社会開発工学科 2018年度卒業

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現在の仕事状況

入社後3年間はトンネル工事の施工管理を行い、今は海上工事の設計をしています。モノ作りは計画、調査、設計、施工、維持管理が基本になります。設計と施工の両方を経験できるのは総合建設会社の特徴だと思います。また、土木工事は規模と責任の大きい仕事が多いので考え込んでしまうこともありますが、仲間と協力して仕事をしています。普段の仕事の中では、小さくても成長を感じるときに「やりがい」を感じます。

学生時代の私

私の学生時代は、旅行と研究、アルバイトで充実していました。中期間のスペインへの交換留学では、貴重な経験をすることができました。総合建設会社に入社しましたが、研究室は都市計画を専攻していたため、研究内容を使うことはありませんが、何事にも一生懸命に取組んだ経験は今でも役に立っています。また、大学での同志との出会いにより視野が広がりました。何でも話せる親友は貴重な財産となっています。

名工大を志望する受験生へ

入学した時は、「これをやりたい!」という情熱はなく、「大きなものを作りたいな」という漠然とした思いで入学しました。学内外での人との出会いで、視野が広がり漠然としていた自分のやりたいことが具体的になっていきました。大学生活は長いようで、過ぎてしまうとあっという間です。自分の「やりたいこと」を見つけて充実した学生生活を過ごしてください。

林 文香

土木業界での活躍を目指して

株式会社奥村組 名古屋支店土木部
林 文香(はやし ふみか)

社会工学科 2020年度卒業

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現在の仕事状況

トンネルや橋など、皆さんの生活において基盤となる大きな構造物をつくりあげる、ゼネコンと呼ばれる会社に就職しました。現在は古くなった橋を取り壊し、新しい橋をつくる工事を行っています。その工事の中でも、図面通りのものをつくり上げるための計画や段取り、設計通りにものがつくられているか確認をする、施工管理という仕事をしています。

学生時代の私

大学生活は学業以外にも、サークル活動やアルバイトをするなど楽しく過ごしていました。出会った仲間とは卒業後も頻繫に連絡をとっており、集まることが多いです。また、ものづくりに興味があったため車を作るサークルに所属し、ものをつくり上げる楽しさを実感しました。現在の仕事でも色々なことに挑戦し、楽しく過ごしています。

名工大を志望する受験生へ

名工大ではものづくりに特化した活動に注力できる環境が整っており、興味のある分野で様々な挑戦をすることができます。工業大学の中では女性数も多く、楽しく過ごすことができます。また多くの人と出会い、様々な刺激を受けられるため視野も拡がり、自身の成長につながると思います。理想の大学生活への想像を広げ、受験勉強を頑張ってください。

佐々木 啓太

身近な道路を安心・安全・快適な空間に!

株式会社オリエンタルコンサルタンツ
中部支社 総合計画部
佐々木 啓太(ささき けいた)

都市社会工学科 2016年度卒業
社会工学専攻 2018年度修了

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現在の仕事状況

現在は、コンサルタントとして、社会資本整備に関する調査や計画などの仕事をしています。交通系の分野を専門としており、具体的には、交通事故対策や渋滞対策、自転車走行空間の整備計画、道路網計画、自動運転等の新技術に関する業務に幅広く携わっています。
また、業務においては、主担当として主体的にマネジメントに携わっており、経済性や利便性を考え、自身が検討した内容が実現することにやりがいを感じています。

学生時代の私

学生時代は、勉強、研究、部活、アルバイトなどやりたいことをたくさん経験できました。勉強や研究は大変でしたが、学会のついでに同期と北海道や東北を観光したのは良い思い出です。また、ナゴヤドームでアルバイトをするなど、学生にしかできない貴重な経験もできました。そしてなにより、学生時代に築けた人脈に感謝しています。名工大で出会った先生や、各方面で活躍する先輩や同期と、卒業後も一緒に仕事をする機会もあり、人脈のありがたさを痛感しています。

名工大を志望する受験生へ

名工大は工業大学ということもあり、研究設備が非常に充実していると思います。また、勉強や研究に熱心な学生も多く、日々切磋琢磨しながら得た知識は、仕事に直接活かすことができ、私の武器になっています。さらに、就職活動への支援が手厚く、多くの企業からの信頼も得ているため、自信をもって就職活動ができました。このように卒業後に活躍するための基礎を身につけられ、貴重な人脈が築けるのが名工大の強みだと思います。

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