資格について
職域で取得されている資格
1)卒業生が取得している資格
環境都市分野の多くの卒業生は,技術士(建設部門,上下水道部門など),測量士,土木学会認定技術者資格,土木施工管理技士,建設機械施工技士,水道技術管理者,下水道技術検定,高等学校工業教諭1級免許,情報処理技術者などの資格を取得して,実社会で活躍されています.
2)技術士(建設部門)の資格範囲は広い
技術士・建設部門は{土質及び基礎,鋼構造及びコンクリート,都市及び地方計画,河川,砂防及び海岸・海洋,港湾及び空港,電力土木,道路・道路計画,鉄道・鉄道計画,トンネル,建設環境}からなり,広範囲な建設物を対象としています.これらの建設物は建築士の資格には含まれません.
技術士をとることは,公共事業等の入札・プロポーザルへのプロジェクト責任者としての参加が可能になり業務上の価値が高いので,特に建設業・コンサルタント的な職域では重要視されており,このころから,さまざまな企画提案を自ら行うなど,マネージメント的な仕事がおおくなり,活躍の場をさらに広げていくといえます.会社でも早く取得するよう勧めているところが多いです.
3)技術士(建設部門)は全部門中で資格者数最多
国家資格である技術士は工学系の各分野がありますが,各学科で対象とする分野が異なります.環境都市分野の卒業生が主として対象とする,「建設部門」は,業務上の評価が高いので,「建設部門」の資格者数は,技術士の全部門中の4-5割を占めているということです.
4)JABEEの認定と技術士一次試験免除
本環境都市分野はJABEE(日本技術者教育認定機構)の認定を受けていますので,2009年度卒業生から技術士一次試験が免除されるようになっており,申請すれば技術士補の資格が取得できるようになっています.なお,この認定は3-6年で更新審査を受けることとなっていますが,今後も更新をしていく予定です.