名古屋工業大学 社会工学科

研究紹介

研究紹介 <河川海岸防災・生態保全 ― 水工学・生態保全系講座>

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海岸研究室(喜岡・北野研) 河川研究室(冨永・庄研)

保全生態学研究室(増田研)

2)研究テーマやトピックス

海岸研究室(喜岡・北野研)
・研究紹介  

◎ 海岸の環境と波浪制御

都市沿岸域の物質循環や輸送現象のメカニズムを解明し,水環境の観測・予測・評価・環境改善のためのモニタリングおよびシミュレーション手法に関する研究を通じて,都市河川の水質悪化,都市沿岸における富栄養化対策等の課題の解決を目指している. また沿岸災害については,高波浪時に来襲する不規則な波の強い波群性(高波の連なり)と長周期波を,現地観測,造波水槽実験および数値計算の3面から調べ,その予測手法を開発することにより,波群特性を考慮した沿岸外力の算定方法を新たに提案しようとしている.


伊勢湾・三河湾の流れ(恒流)のシミュレーション

◎ 水域災害の極値統計モデリング

「2度あることは3度ある」という格言は言い得て妙である.「1度あれば2度ある」というような言い回しは何か本能的に抵抗がある.むしろ,「1度あっても2度あるとはかぎらない」という意味で,ヤナギの下のドジョウのたとえがあるくらいだ.稀に来襲する 自然の猛威は,沿岸域の高波だけに限らない.高潮も然り,大豪雨や渇水,地震もその対象である.もっとも,災害が再び起こった後には「歴史はくりかえす」と言われる.現実は厳しい.そこで,ベイズ統計学に基づく“経験度”という新たな指標を用いて,過去の来襲外力をもとに水域のリスクを評価し,沿岸構造物の設計に役立てよう,という研究である.


高潮災害の頻発することで近年知られる水都ベネチア.2008年12月には,写真に見るサンマルコ広場が大浸水.なお,写真は,2005年のアクアアルタ(Grazie per Paolo daReggio).


河川研究室(冨永・庄研)
・研究紹介  
河川の環境と構造物

川には,飲み水を提供したり,洪水を安全に下流に流したりするほか,魚や植物など に多様な生息環境を提供する役割もあります.安全で良好な環境を維持するため,川 にはさまざまな構造物が設置されていますが,それらにはどのようなものがあるでしょ うか.模型を使って実演するとともに,河川・水文研究室の幅広い研究テーマについ て概観します.



保全生態学研究室(増田研)
・研究紹介  
Conservation Bioogy! in various biome.

地球上には様々な生態系があります.
その生態系を開発しつつ私たちの生活は成り立っています.
しかし,むやみな乱開発は自然を疲弊させ,様々な生物に影響を与えてしまいます.
そこで私たちは生態系への影響を少なくするための開発方法を研究しています.
      

1. 都市河川では自然を復元する河川工法が行われています.どうやったら自然は復元できるのでしょうか?
2. 愛知県には東海湖の名残の湿地がたくさん存在しています.その湿地には様々な絶滅危惧生物が成育しています.それらを保護するための研究も行っています.
3. 都市生態系にすむ生物の遺伝的な流動を維持するためにはどのようなことをしたらいいでしょうか?
4. 特殊環境にすむ生物をどのように保護したらいいのでしょうか?
        

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